ぶつ解析(笑)

今回みつけたブツはとあるフリマサイトに出ていたもの。
’50年代〜’60年代のものらしいので、最低でも50年以上は経過してる年代物。
ジッパーが一部飛んでいるけど開閉はOK。あと刺繍には少しほつれがあるようだが、
ま、経過年数を考えればいたしかたないところか。
手元にある写真資料なんかと見比べると、両胸の鷹の下部に波(?)のような
曲線が入っている以外は全体的な雰囲気はかなりベックのものに近い。
「問題はサイズだよなぁ…」と思って見てみると、着丈57cm、身幅53cmとのこと。
身幅は問題ないけど、着丈57cmはギリギリ。誤差で1〜2cmでも短かったら、
着た時にちんちくりんのつんつるてんになっちゃうのでアウトである。
かなり迷ったのだけど、ベック本人の着用感もかなり小さめ(後ろから見ると股上の深いジーンズでもベルトが出ちゃうくらい)だったので、「えーい、ままよ」といっちゃいました。

届いてみると、心配していたサイズは測り方の問題か、それぞれ3cm近くも大きく、
小さすぎる事はまったくなくて、むしろベック本人の着用感からすると大きすぎるくらい。
背中の刺繍も本人のと見比べると、枝の配置とか羽の枚数とか微妙に違いますが、
雰囲気はまったく一緒だし、そもそもこの時代は一着一着手作業で作ってたはずなので、
完全に同じものはないのかもしれません。
手に取ってみて気がついたのは、リブの色が同じ黒かと思っていたら、紺色なんですね。
確かにいろんな写真を見てみると、ジャケット本体とは色味が違うようです。
着てみた感触は異様に軽い。リブ部分がすごくやわらかくて軽いのも影響してるかもしれませんが、ふんわりソフトな着心地です。これだったらステージで着てても肩凝ったりもしないし、本人が気に入って愛用してたのが分かる気がします。
マイナス点を上げると、やはり古さは隠せません…。
特に裏地の汚れがスゴい。茶色いシミが広い範囲で付いていて、人前では脱げません(笑)
でも、イヤなニオイとかはまったくないので、着てるぶんには気になりませんが、
普段使いとかするのだったら、裏地の張り替えが必要かな。
ビンテージギターで言えば、そのままでもじゅうぶん演奏可能だけど、万全を期すなら
フレット&ナットや電装系の交換が必要…ってな感じでしょうか(笑)
綺麗なミント状態のものだったら最高(!)だったけど、まずそんなのなさそうだし、
もしあってもそれだとお値段も最低でも三倍以上はしただろうから良しとしましょう。
とりあえずは1976ツアーの再現やる時のコスプレアイテムとしてはバッチリです…!!
最後に着用写真も載せときますか…。「似合わねえよ」コメントはいらないです(笑)

 

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