ずいぶんとご無沙汰しておりました。
先日とあるジェフ・ベックのファンコミュニティの投稿を見ていたら、ギターショップツアー時のメインギターである、あのイエローのストラトが売りに出されているという話が出ていてびっくり!!
リンクを辿って見てみると、ネジ穴が謎に追加されたローラーナットや3プライながら8点留めのピックガード、ネックに出てる杢目など、確かにあの時のギターに間違いなさそう。
なんでも1994年から1996年にかけてお付き合いしてた女性パイロットであるガールフレンドにプレゼントしちゃったんだとか!(マジか・・・)
そしてその彼女が30年近く所有してたものを売りに出した、という事なんですね。
もうすでに売却済みになっており、お値段はなんと1329万円…!!
まあ歴史的価値とか考えれば、それぐらいは行くでしょうね。
ギターの他にもジェフから貰ったであろう洋服や革のベルト、グラミーのメダルに、さらにはプライベートで旅行した時の航空券まで(!)売りに出されているのを見てちょっと悲しくなりましたが、別に非難するつもりはありません。(してもしょうがないし。。。)
むしろギターなんかは価値の分かる人のところに行った方が絶対に良いし、商品ページに載ってた詳細な写真と説明のおかげで、長年の謎がいろいろと解けたところもあって、マニアとしてはとてもありがたい訳です。
ボディが’86年の来日公演で使ってた黄色い62ビンストと同一のものである、っていうのはちょっと意外というか、驚きの新事実って感じ…!!
確かにボディトップ下部のカッタウェイの感じとか、ネックプレートのVで始まるシリアルナンバーとかはそれを裏付ける感じだし、当時のフェンダー関係者やギターテックにも裏を取ってるみたいだからまあ間違い無いでしょう。
マニアじゃない人にとっては「それが何なの?」という話かもしれませんが(笑)
でもね、何より信じられないのは、ついこの間までツアーのメインギターとして使ってたギターをガールフレンドに気前良くポンとあげちゃうその神経!!
しかも「このネックがめちゃめちゃ良い感じなのよ!!だから今度ネックだけ別のやつと取り替えてもいい?」とか言っておきながら、結局そのままにしてしまったというね・・・おそらく連絡しづらい状況になっちゃったのかな?(笑・妄想)
まあジェフ・ベックという人はギターそのものに対しては執着がないんでしょうね。
あのリトル・リチャード(90年代愛用していたサーフグリーンのストラト)だって、その後何年もボディだけを取り替えて使い続けるほど気に入っていた筈だけど、まあステージでぶん投げるわ、叩きつけるわ、物凄い扱いをしてたものね。
やっぱりいろんな意味で凄い人だったな〜と、しみじみ思うのであります。
興味のある方はこちらのリンクから↓↓↓
https://www.bonhams.com/auction/28539/lot/311/jeff-beck-an-important-graffiti-yellow-working-prototype-fender-stratocaster-guitar-made-specially-for-jeff-beck-by-fender-and-used-on-tour-between-1986-1989-1986-1990/
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