まだまだ働いてもらうよ…!

エフェクターの話はちょっと小休止して…
本日は録音関係の機材のお話。ちょっと長いので興味のある方だけどうぞ。
ここ数年、というか2011年に仕事用のパソコン(Mac Pro)を新しいのに入れ替えて、
ProToolsやLogic Proといったソフトウェアも当時の最新のものにしたのを最後に、
まるでそこで時が止まったかのようにず〜っと同じ状態で使い続けてました。
いくつか新しいプラグインやソフト音源、マスタリング用のソフトウェアなどは必要に
応じて買ったけれども、あとは基本的にはそのまんま。
定期的にバージョンアップの案内だとか、グレードアップするならいつまでが期限ですよ…
といった案内メールは来るけど、別にあれが出来ない、これが出来ない、なんてこともなく、
やりたいことが出来るだけの環境は十分にあるので特に何ら不満もない。
あえて何かを変えなくてはいけない必然性も感じないのでほぼスルーしてました。
あとはまあ、正直に告白しちゃうと(笑)ギターやアンプ、エフェクターなどのリアル機材の
方に興味、関心、物欲が完全に持っていかれてしまって、レコーディング機材やパソコン系の
ソフトなどに対する関心が薄れてしまったってのはあります。
さらに言えばギターなんかのリアル機材は処分する時にもそれなりのお金になりますが、
パソコン系、ソフト系のものは売却もままならず、下手すれば数年でゴミ化したりしますから…
投資という考え方もし辛くなってきてますね。
思い返せば、もう過去にどれだけ空しい思いをしてきたことかわかりません・・・。
まあそんなこんなで最近まで来ていた訳ですが、
少し前から作業中に何だかいろいろと不穏な動きや、
小さなトラブルがちょいちょい起きるようになって、
さすがにそろそろちょっと考えなきゃいけない時期に来ているのかな…と、
思い始めるんですが、何しろ完全な「浦島太郎状態」で、
「ProToolsのバージョンっていくつまでいってるの?」
「そもそもマックのOSはいくつにしたらいい?」
「OSやソフトのバージョン上げた場合、膨大な数のプラグインはそのまま使えるの?」
等々、分からないことだらけ…。
自分なりにいろいろ検索かけて調べたりはするのですが、なかなか要領を得られず、
やはりこれは詳しい人に相談するのが一番、と思い立ち、
まずは友人の作曲家でLogicやProTools関連書籍の執筆もされている高山博氏に電話してみる。
そこでしばしの相談の後、機材コーディネーターの知り合いがいるよと紹介を受けたのが
今回お世話になった「サウンドウーノ」代表の宇野克郎氏。
まずは一度家に来てもらい、現状を見てもらった上でいろいろと相談に乗ってもらいました。
それぞれのソフトウェアの動作条件、システムOS、オーディオインターフェイス等の周辺機器、
こちらの要望を伝えてみるも、実態はまさにあちらを立てればこちらが立たず状態・・・(笑)
ここはもう割り切って、新しいことは望まず、今まで出来ていたことが、
「より快適に」「より安定した状態で」出来るようにする…ということで決着。
具体的にはマックのOSもProToolsやLogicのバージョンも現状のまま行くことにし、
その代わりに起動ディスクと音源用のディスクをSSD(1TB)に替え、
メモリも現状の10GBから24GBまで増やす…
それだけでずいぶんパフォーマンスは向上するはず…
ということで、本日その作業を行いました。

果たして結果は、…やはりかなりの効果はありました。
まずマック自体の起動が早い・・・!!!
今まではマックの電源ボタンを押してから、お茶を入れにいって、
帰って来てもまだ立ち上がっていないぐらいでしたが(笑)
そしてLogicなどの動きもさくさくだし、容量のデカいドラム音源やピアノ音源を使いつつ、
さらにマスタリングソフトとか立ち上げてもまだまだ余裕があるのが素晴らしい!
宇野さん、ありがとう! お世話になりました!!

自分も含め日本人ってついつい「新しいものにどんどん換えていかなきゃ、取り残される…」
といった強迫観念みたいなものに捕われがちだけど、
多少古くても何の問題もなく使えるものなら、
少なくとも使えてる間はそれを使い続ければ良いじゃん…ということじゃないっすかねー!
気のせいか、モニターの音や卓 (Control 24) の調子まで何だかちょっと良くなったような…(笑)
ということで、まだまだ当分このシステムにも働いてもらいまっせー…!!

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