エフェクター考察 〜その弐〜

過去のライブ写真とかで確認してみたら、2010年くらいまでの足元はBOSSのチューナーとワウ、ドライブペダルが1〜2個、そこからアンプへ…って感じなんだけど、アンプのエフェクトループにディレイなんぞを使い始めてますね。よく覚えてないけど多分その前年くらいからでしょうか。
ディレイとかリバーブとかPAまかせだったことは既出ですが、やっぱりね、微妙なウェット感とか
エコー感ってのはなかなかこちらのイメージ通りにはいかないもので、「これはやっぱり人任せではアカンでしょ」ということで、また空間系のエフェクターをいろいろ使い始める訳です。
で、空間系のエフェクターはアンプの前に入れると、どうしてもドライ音とエフェクト音のバランスが取り辛いし、かかり方もあまり綺麗ではないので、アンプのセンドリターンに入れて使うのが
好きです。ちなみにこの時期に使ってたのはこんなんでした。

テープエコーっぽい雰囲気のCarl Martin「Echotone」…これは真ん中のフットスイッチでディレイタイムをツマミの位置とタップモードの2種類で切り替えられるので、スラップバックエコーとロングディレイとを曲中で切り替えて使えるのが便利だったのと、単純にルックスが好きで使ってました。音自体はけっこうモコモコな感じでしたが…。
リバーブとして使ってたのがエレハモの「Cathedral」… これもプリセットが8つあって、曲によっていろんなタイプのリバーブが使い分けできるのが便利でした。今でもそうですが、基本この手の
エフェクターは単機能で音が一種類では物足りないし、かと言って何十〜何百種類もあって、MIDI
でプログラムチェンジとかってのも面倒くさいので、数種類のをパッと手動で切り替えられるのが性に合ってます。
Fulltoneの「Choralflange」は単純にフランジャーとして必要な曲の時だけ使ってましたが、アンプの前に入れてた時とセンドリターンに入れて使ってた時と両方あったと思います。
そして、ドライブペダルはLandgraffがメインペダルではありましたが、やはり違うタイプの歪みも欲しくて、けっこういろいろ試しました。

上段最初の3つあたりはライブでも何度か使用しているので、見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。それ以外は自宅でのチェックと録音でちょっと使ったくらいで、ライブではほとんど使ったことないです。
Fulltone「Catalyst」はオーバードライブよりももっとファズっぽいニュアンスの音が欲しい時に使ってました。けっこう気に入っていて、2011年になって20数年振りに組んだエフェクターボードにも入れてましたが、ちょっとノイズが気になり始めて、2年後にはボードから外れました。
Fulltone「Ultimate Octave」はいわゆるオクタビア系のアッパーオクターブのサウンドが出せるファズです。ソロアルバムの「The Fuzz R Blue」のオクターブファズの音はこれです。ライブでも
何度か使用しましたが、オンにするとどうしても音圧が下がってしまって音が抜けて来ないのが難点でした。
Lovepedal「Les Luis」はビンテージツイード系のオーバードライブで、そっち系の音が欲しい時に使ってましたが、自分本来の音って感じではなかったので、一度もメインのペダルにはなりませんでした。
まあいろいろ試すうちに自分の求めてる音がだんだんはっきりと見えては来たんですが、こればっかりは、いくら情報をかき集めてyoutubeの試奏動画なんかを見たところで、実際に自分で使ってみないことには善し悪しも、自分に合う合わないも分からない訳で…ずいぶんと勉強代も払いましたが、まだまだ旅の途中という感じです(笑)というよりも、終わりなき旅…か?
〜続く〜
 

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